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自己プロデュース力

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島田紳助が吉本の養成所で講義した内容を本にしたもの。

当然ながら内容は漫才師として成功するには、なのですが、
夢に対して、人に対しての彼の熱い想いが綴られています。


「頭」で記憶したことはすぐ忘れます。
「心」で記憶したことは一生忘れません。

# by esweat | 2009-09-30 19:00 | 島田 紳助

虫眼とアニ眼

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取引先の社長に教えて頂いた本で、宮崎駿さんと養老孟司さんの
対談集『虫眼とアニ眼』。
(カテゴリは宮崎駿さんだけですが、、、)

言わずとしれたアニメ界巨匠の宮崎駿さんと、解剖学者で大の虫好きでもある
養老孟司さんが、子供の話題を中心に日本社会について語っています。

「プライバシーってそんなに大事か?」
「大人が口と手を出さなければ子供はすぐに元気になる」
「あぶなくないと子供は育たない」

冒頭には宮崎さんの手書きの絵と一緒に、こういったコメントが
書かれていてとてもナイスです。

「うちの子はトトロを何十回も見ています」というお母さんに対しては、
頭を抱えたりもしています。

次はそんな中お2人の言葉で特に印象に残った一文です。

養老:どうしてどうして、「お先真っ暗」でいいじゃないですか。
    だからこの世はおもしろいんですよ。

宮崎:世の中には必ず悪いヤツがいて、そいつをやっつければ
    この世はよくなるという考え方、あれはもうやめようと思っているんです。


どこかのお母さんが「そんなのいやだぁ~」と言ってるのが聞こえてきそうですが、
私には大賛成盛りだくさんでした。
# by esweat | 2009-08-31 00:00 | 宮崎 駿

天国はつくるもの ~天使と戦士に贈る詩~

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今回は詩集の紹介です。

元芸人(山崎邦正さんの相方だったとか)の軌保博光さんこと「てんつくマン」が書いたメッセージ集、「天国はつくるもの」。

数年前、友人の誕生日プレゼントを探しに本屋をウロウロしていると、一冊の本についた帯の言葉が目に刺さりました。

『僕らは楽しむために生まれてきた。』

中をパラリと読んだ瞬間ズンときて、プレゼントは迷わずこれに決まりでした。
先日友人からこの本を借りてまた読める事になったのですが、本屋で見つけた時はちょうど今の仕事をがんばろうか考え始めた時で、わずか数行の言葉にすごく勇気をもらった覚えがあります。

今回は本の最初に書かれているメッセージを紹介します。 


どんなに空が暗くても、どんなに道が険しくても、あきらめることはない。

僕らには想像力がある。

僕らにはひらめきがある。

僕らには行動力がある。

そして・・・

あきらめないという最強の武器を持っている。

どんなに空が暗くても、僕らは僕らの誇りの虹をかけてゆこう。


うん、かけてゆこう。
# by esweat | 2009-07-31 16:40 | てんつくマン

狐憑

中島敦というと山月記が有名ですが、今回は『狐憑(きつねつき)』を。

狐憑きとは狐にとり憑かれた、つまり精神状態が錯乱した人の事を表すそうです。
そして物語は憑かれた青年、「シャク」を主人公にした、どこか外国の昔々の話です。

シャクは『うわ言』を言います。
ある時は湖に住む鯉になって、ある時は山脈を飛ぶ隼(はやぶさ)になって、狼が冬の月の下で飢えに苦しみながら歩き続けた話もしました。

始め村人はそんなシャクを色々言いましたが、次第にそのうわ言を楽しむ様になりました。
しかしシャクがうわ言を言わなくなり、村の仕事もせずにただぼっと暮らす様になると、
彼は村にとって不吉で無用な存在となりました。

意識を変えれば同じものが粗末にもなれば、かけがえの無いものにもなる。
切ない様で心が豊かにもなる様な一文が最後にあります。

「ホメロスと呼ばれた盲人のマエオニデェスが、あの美しい歌どもを唱い出すよりずつと以前に、斯うして一人の詩人が喰はれて了つたことを、誰も知らない。」
# by esweat | 2009-06-30 20:42 | 中島 敦

天切り松 闇がたり

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浅田次郎著の天切り松闇がたり。
現在4巻まで出ているそうですが、『闇の花道』と『残俠』の2巻が友人から「好きそうやから」と回ってきました。
彼のお見立てはほぼストライクで、浅田次郎にはまったのも彼から借りた一冊がきっかけでした。
(このきっかけとなった本については、また追い追い。)

さて、『天切り』とは盗っ人技の一つで、屋根瓦をひっぺ返して忍び込むことです。
他にもスリや詐欺などが出てきます。

つまりこの物語は人のお金をちょろまかして生活している人達が主人公で、悪行にも関わらず彼らが見事にヒーローとなっているのはさすが浅田マジックです。

盗っ人するのも、子弟の面倒を見るのも、そして恋をするのも、いちいちに筋を通します。
こういうと理屈っぽいだけと思われそうですが、いやいや、ジンとくる人達のお話です。

年寄りを狙ったオレオレ詐欺や悪質リフォーム業者の奴らに是非読ませたい、
そして是非読んでもらいたい一作です。
# by esweat | 2009-05-31 15:26 | 浅田 次郎


せっかく出あった本やその中にある言葉たちを記してみることにしました。


by esweat

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全体
はじめに
浅田 次郎
伊坂 幸太郎
石田 衣良
木下 半太
重松 清
司馬 遼太郎
島田 紳助
てんつくマン
中島 敦
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ビートたけし
宮崎 駿
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